日本における少子高齢化・人口減少が大きな社会問題になって久しいですが、晩婚化・未婚化による出生率の低下は大きな要因のひとつです。この問題は特に地方の都道府県が顕著で、その問題解決に向け山梨県北杜市様は地域振興施策の一環として、ポータルサイト「ほくと縁結び」を開設し、地域での結婚支援に取り組んできました。
一方、現在の結婚適齢世代(20代~30代)はsdgs、ワーク・ライフ・バランスへの意識が高く、またテレワークの普及により、潜在的な地方移住希望者が徐々に増加しています。この状況下、北杜市様は長野県富士見町様、原村様との連携生活圏「八ヶ岳定住自立圏」の豊かな自然環境をバックボーンに、現在の居住者に加え、本エリアへの移住を希望する全国の結婚希望者(25歳~45歳までの独身男女)を対象に、2022年12月、メタバース婚活を企画・開催しました。
メタバース婚活会場はvirbela(gaiatown)のconference hallを活用。応募先着順の男女各13名がアバターで参加。約4時間のイベント時間ですが、開催スタッフの婚活イベント運営ノウハウ、virbelaの高度な音声システムとアバターの豊かな感情表現機能も相まって、マッチング率70%と大成功の結果となりました。この高マッチング率の要因は、アバターでのコミュニケーションの為、リアル婚活での「見た目」での好みが介在せず、その人の「価値観」「趣味」「嗜好」等「内面」から、自身との相性が判断できる事。またリアル世界では初対面の人との会話が苦手な人も、アバターだと「心のハードル」が下がり、生き生きした会話が可能となるということが分りました。これはメタバースがリアルの単なる代用手段ではなく、メタバースでしか実現できない成功モデルがある事を立証した事例だと言えます。
尚、このvirbela(gaiatown)のメタバース婚活、大好評だった為、2023年7月、第2弾開催が予定されています。次回も多くのマッチングカップルの誕生を楽しみにしています。
山梨県北杜市
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